落安徳雄さん

　9月の山形村（現：岩手県久慈市山形町）は、日中でも気温は20℃ほどで朝晩は10℃ちょっと。山は本格的に松茸のシーズンを迎えます。
　平庭高原白樺ファミリーの面々は、まだ朝露が残る平庭高原の山々に松茸を探して分け入りますが、採る場所はその人だけの秘密の場所。めったなことでは口外せず、代表の小笠原淳さんも「僕にだって教えてくれませんよ」とのこと。平庭高原は人里の周囲を山が囲むくらいの場所なので、皆さん、自分の山のどこかにいい場所を持っているのでしょう。
　松茸は早ければ8月末になると少々採れはじめますが、上質で香りの良いものとなると9月以降の、昼夜の気温差がはっきりしてくる頃に出て来ます。現在、平庭高原白樺ファミリーの皆さんは今年の天候を気にしながら「春には山菜でお世話になったし、短角牛ファンも年々増えているし、せっかく平庭高原の松茸を食べてもらうんだから充分満足してもらえるものをお届けしたい」と、張り切っています。